トレーニングの原理原則

こんにちは。ファーストクラストレーナーズの戸田篤志です。

みなさん、【原理原則】という言葉を使ったり、耳にしたりしたことがありますでしょうか?「原理原則に従って…」「○○は××という原理原則で成り立っている」といった感じですね。では、原理原則っていったい何なのでしょうか?

 

辞書によると、

【原理】=事象やそれについての認識を成り立たせる、根本となる仕組み。

【原則】=人間の社会的活動の中で、多くの場合に当てはまる基本的な規則や法則。

この2つを重ねて、物事の基本的な決まり・規則を意味する「原理原則」という言葉になります。

 

トレーニングにおいても原理原則が存在します。

原理原則に従わないとせっかくのトレーニングが無駄になってしまうことも…。なんてことにならないように、今回はトレーニングについての原理原則について、皆さんにお伝えしようと思います!

 

 

■トレーニングの3原理

・過負荷の原理

トレーニングの効果を得るためには、日常生活やスポーツで体験するよりも高い負荷で運動を行う必要があります。負荷の要素は、重量、スピード、時間など運動に加えられるどんな形の負荷でも対象となります。だから、トレーニングでは普段持たないような重いものを担いだり、速く動いたりする必要があるのです。

 

・可逆性の原理

トレーニングで得られた効果は行っている間は維持されますが、止めるとなくなってしまいます。一回トレーニングして筋力アップしても、そこで止めてしまうと元に戻っちゃうってことです。なので、続けることが大事なのです。

 

・特異性の原理

トレーニングの効果はトレーニングの内容によって特異的に向上します。例えば、胸の筋肉を鍛えたいならベンチプレスやダンベルフライなど胸に刺激が入るトレーニングをする必要があります。胸を鍛えたいのにスクワットのような脚を鍛えるトレーニングをしてもだめですよってことです。目的に合ったトレーニングをする必要があります。

 

 

■トレーニングの5原則

・漸進性の原則

筋力レベルの増加に合わせて、トレーニングの強度や量、頻度などを高めていくことです。いつも同じ重量、同じセット数でトレーニングをしていても体が慣れてしまって、筋力が上がらなくなってしまいます。例えば、10kg103セット出来たら、次は15㎏に挑戦する、といった感じに負荷を上げていきましょう。

 

・継続性(反復性)の原則

筋力アップのためには目的にあったトレーニングを長期間継続する必要があります。可逆性の原理とも関連しますが、要は継続は力なりということです。

 

・全面性の原則

全身をバランスよくトータルに高めていくことが大切です。上半身ばかりでなく下半身も鍛える、筋力ばかりでなく柔軟性も高める、など。偏ったトレーニングを行うと全身のバランスが崩れて、怪我や痛みのリスクも増えてしまうので注意が必要です。

 

・個別性の原則

年齢、性別、体格、体力、生活環境、習慣、健康状態、トレーニング目的など人によって異なります。その人に合ったトレーニングをすることが大切になります。例えば、有名なスポーツ選手が行っているトレーニングを真似したからといって、そのトレーニングがその人に合うかどうかはわかりません。今の時代、YouTubeなどでいろんな情報が手に入ります。それを参考にするのは大いに結構ですが、それが自分に合うかどうかを見極めることも大事になりますね。

 

・意識性の原則

トレーニングの目的や方法、効果などをよく理解し、積極的に取り込むことが大切です。

どこを鍛えているのか意識しながらトレーニングすると効果があがります。ジムでムキムキの人が鏡を見ながらトレーニングするのを見かけたことはありませんか?あれはちゃんとどこの筋肉を使っているか意識するためで、決してナルシストな訳ではないのです。(そういう方もいるかも知れませんが())また、トレーニング中にトレーナーが「ここ効いていますか?」と身体を触ることがあると思いますが、それもこの意識性の原則に従っているのです。

 

 

といった感じでトレーニングの原理原則を紹介させていただきました。

もちろん、ファーストクラストレーナーズのトレーナーは、この原理原則に従ってみなさんのトレーニングをサポートしております。

ぜひ、私たちと一緒にトレーニングを始めてみませんか?

 

 

★本記事担当★

・アドバンストレーナー:戸田篤志

★体験レッスン受付中★

・料金:3,600円~(トレーナーランクにより異なります)

・お申込み:https://www.fct-kyoto.net/taikenform/